昨日22日に公表された基準地価は、コロナ禍による飲食店の
休業や訪日客減の影響が長引き、東京や大阪の繁華街などで
経済活動の停滞が続く現状を浮き彫りにしました。一方名古屋や
福岡の中心市街地では再開発で地価が上がり、勢いに差が
でた、と報じられています。また、テレワークで出勤の頻度が減り、
郊外に住居を移す動きが地価に影響を与えています。都心から
電車で1時間強の相模原市は、前年の0.1%減から0.3%上昇
になった、ということです。住宅地で上昇率が高かった10地点は、
すべて千葉県と神奈川県だそうです。長野県では、軽井沢町
では最大13.6%上がり、前年の上昇幅を大きく上回りました。
軽井沢では、テレワーク移住の波が来ているということで、都心
から1時間強の軽井沢駅周辺には、テレワーク向けの施設が
次々にできています。軽井沢では、私立の幼小中一貫校の風越
学園ができ、子どもや孫を入れるために引っ越してきた人も多く、
その需要もあったようです。総務省によると、軽井沢町は、
2020年、転入が転出を上回る転入超過で567人(前年比445
人増)で、全国の町村で最多でした。もともとが人口2万人の町
なので、増加の割合が高いことがわかると思います。。移住者が
増えることは、いろいろな評価があると思いますが、住宅を建設
するために、樹木が過剰に伐採され、軽井沢の価値である自然が
減っていくことに危惧しています。