午後から、昨年から延期されていた「しづの源氏語り」が、大賀
ホールであり、コロナで人数制限はありますが、多くの方が来られ
ました。しづの源氏語りは、軽井沢文化協会の会員でもある
友家しづ(本名:金盛友子)さんが、されているもので、今回が7回
目です。一昨年までは、図書館の多目的室などで行われていま
したが、コロナ禍の今、多くの人に聞いてもらうために、クラウド
ファンディングで実施されました。東北大の横溝博教授の講演
「世界文学としての源氏物語~愛と永遠の美学~」が、まずあり
ました。光源氏は、決してドンファンではなく、一人ひとりの女性を
その人にあう形で愛した、ということなど、興味深い話でした。
続いて、柿原千紘さんの筝、久保紘助さんの三味線で、源氏物語
の場面が描かれている「青柳」の演奏がありました。その後、
友家しづさんの、源氏の装束を着ての語り。春にアメリカと結んで
実施されたという英文と源氏の原文を合わせた画面を使っての、
「光る君の物語」で、光源氏の誕生から晩年までを年代を追って、
味わえました。2部構成で、3時間半にわたり、源氏の世界を堪能
できました。