コロナ禍で、リモートワークが進み、東京から近いということも
あって、軽井沢への移住が増えています。そうした中、このところ
マンションなどの建設ブームで、樹木が伐採され、大切な軽井沢
の自然が失われていくことを危惧しています。新軽井沢の私が
住んでいるところの近くでも、平屋建ての社宅が壊され、その敷地
に、なんと20戸も入るマンションが建てられました。騒音と行き来
するトラックなどに悩まされていましたが、できあがり、今月から
内覧会でしょうか、多くの人が訪れています。また、六本辻の近く
でも2戸の家が壊され、樹木は伐採されて、何かが建つようです。
大賀ホールの向かいでも、マンション建設が進んでいます。また、
軽井沢を保養地として開いた宣教師クラフト・ショー氏のショー
祈念礼拝堂の隣でのマンション建設では、150本超の樹木が
伐採されてしまいました。軽井沢別荘団体連合会、軽井沢文化
協会、軽井沢自然景観会議は、「良質な軽井沢の別荘地」宣言
を発表し、軽井沢の自然を未来につなげていくことを目指して
います。藤巻町長に提出した際に、町長から「地方都市の人口が
減少する中で軽井沢は人口増加している。それによって緑地が
減るのはやむを得ない」という、いつもの発言があったそうで、
困ったものです。各種の調査でも、軽井沢の評価として、「自然
環境が良い」が、圧倒的に多く、その自然環境を守っていないと
いう厳しい声が多くなっているのに、です。軽井沢の価値を守る
ために、可能な活動をしています。