1年以上続くコロナ禍を乗り切るには、ワクチン接種しかないこと

 

がわかっています。日本は、先進国では、接種が非常に遅れ、

 

菅政権の支持率にも影響しているようです。そうした中、新型

 

コロナウイルスに感染して回復した人の体内でつくられ、再感染を

 

防ぐことが期待される「中和抗体」が、感染から1年たっても

 

十分に残っていた、という研究結果を、横浜市立大学の研究

 

チームが発表し、これは朗報といえると思います。だからこそ、

 

接種を急ぎたいところです。厚生労働省は、20日、米モデルナ製

 

と英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを承認する

 

ことを決めました。これで接種が加速されるか期待されます。

 

モデルナ製は大規模接種会場で使い、血栓が心配される

 

アストラゼネカ製は、当面使わない判断で、ファイザー製と

 

モデルナ製で足りるなら、妥当な判断だと思います。大規模接種

 

会場は、設置するのが宮城、群馬、埼玉、愛知、三重、京都、

 

福岡など13府県、設置の方向で検討中が長野、岩手、東京、

 

静岡、広島など9都県、設置決定か見込みの政令市は、横浜、

 

川崎、名古屋、神戸など6市になっています。このうち9割が、

 

新たに承認されたモデルナ製を使用する、と報じられています。

 

少しずつ進んではいるワクチン接種ですが、相変わらず、予約が

 

取りにくい、大規模接種でシステムに正しく入力しても予約がとれ

 

ない、など苦情が続いています。あらかじめ行政が日時を決めて、

 

都合が悪い人だけが連絡するようにしている自治体など、うまく

 

いっているケースを周知することも大切だと思います。東京など

 

人口が多い自治体より、人口2万人の軽井沢など地方の自治体

 

の方が、予約がとりやすいようです。私は、案内のはがきが来て

 

すぐに、電話を2時間かけ続けて予約をとり、先日1回目の接種を

 

してきました。いわれているように、接種した部位が数日痛いことと

 

翌朝、微熱がでましたが、昼には下がり、大きな副反応はあり

 

ませんでした。2回目の方が、副反応が強いといわれているので、

 

その後は日程を少しあけています。早く、多くの人が接種できる

 

よう、知恵を出してもらいたいものです。