新型コロナウイルスの感染が再拡大し、第4波かともいわれる中

 

で、政府は、昨日8日、東京都からの要請を受けて、都に特別

 

措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用する方針を固め

 

ました。対象は都が検討している23区と多摩地域の一部になる

 

見通しで、政府は京都府と沖縄県にも適用する方針です。東京都

 

が今日確認した感染者は537人で、3日続けて500人を超えて

 

います。また、すでに重点措置の対象になっている、緊急事態

 

宣言を一歩早く解除した大阪府では、8日の感染者が905人で、

 

10日連続で東京都を上回り、医療緊急事態宣言を発しています。

 

では、まん延防止等重点措置の対象になると、何が変わるのか。

 

緊急事態宣言の前段階とされていて、飲食店などが規制に反する

 

と緊急事態宣言下よりは少し低めの罰金が科されるなどとなって

 

います。大阪府では、規制を守っているか、2人1組で40人が

 

見回りをし、民間委託も考えている、とのこと。具体策がないと、

 

効果は限られると思います。専門家からは、今回の感染急拡大

 

の要因として英国型などの変異種が感染力が強いので、流行

 

地域との往来の抑制を求めています。変異種には、ワクチンが

 

どこまで効くのかも、メーカーによって違い、変異種の種類に

 

よっても違うようです。唯一の切り札であるワクチン接種が、日本

 

では、先進国の中で最も進んでいないとされています。ワクチンが

 

普及するまで、いかに新規感染者を減らすかが、医療崩壊を防ぐ

 

ためには必要で、なるべく人の接触を抑えていくことしかないよう

 

です。是非、国、自治体などの情報交換を密にして、少しでも

 

感染の山を低くすることが求められています。

 

また、「まんぼう」と略していましたが、何のことがわからない、と

 

思っていたところ、フグ目のマンボウを飼育している水族館など

 

からの抗議で使わないようになり、よかったです。何でも略せば

 

よいということではない、と思っています。略すにしても「まん延

 

防止」など中身がわかるようにしてもらいたいものです。