政府は、昨日23日、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議

 

の初会合を官邸で開きました。専門家から意見を聴取する項目

 

として、10点を確認したそうです。主な論点は、〇天皇、皇族の

 

役割や活動 〇皇族数減少に対する意見 〇男系男子が皇位を

 

継ぐ現行制度の意義 〇皇位継承資格を女性に認めること、女系

 

に拡大することへの考え 〇女性皇族が結婚後も皇族の身分を

 

保持したり、皇室活動を支援したりすることへの意見 〇皇族に

 

属する男系男子を皇族と養子縁組するのを可能とするか、現在の

 

皇族と別のあらたな皇族とすることへの意見 などです。有識者

 

会議のメンバーは、互選で選ばれた清家篤前慶応義塾長が

 

座長、、細谷勇一慶大教授、大橋真由美上智大教授、冨田哲郎

 

JR東日本会長、俳優の中江有里さん、宮崎緑千葉商科大教授の

 

6人です。男女半々にしたのは、いいと思います。会議は非公開

 

で、要点をまとめた議事録を2週間後をめどに発言者名を付けず

 

に公開するそうです。情報公開は、しっかりしてもらいたいと思い

 

ます。20人位からヒアリングをし、年内をめどに論点整理をする、

 

ということです。諸外国では、アジアやアラブ各国の王室の大部分

 

は男子のみの継承ですが、ヨーロッパ各国など先進国の王室は、

 

男女双方の継承を認めています。皇室の議論になると、必ず、

 

万世一系男子のみで継承されている日本は特別、という意見が

 

出てきますが、超少子社会の影響は皇室も例外ではありません。

 

これまでの万世一系といっても、正妻ではなく、妻以外の女性の子

 

が、半分くらいは継いでいます。今どきお妾さんの子が皇位継承と

 

いうわけにはいきません。世論調査では、7割以上の国民が、

 

女性天皇、女系天皇を認めているので、是非、反映した取り

 

まとめをしてほしいと思います。国民の多くは皇室を大切に思って

 

いるのに、次世代で皇位継承できる男子は悠仁様ただ一人です

 

から、持続可能とは、とても言えません。上皇様が皇位を譲られる

 

際に、速やかに検討する、と国会で決められていたのに、ようやく

 

開かれた議論の場です。納得できる結論を期待しています。