菅政権は、今日16日で、発足から半年を迎えました。攻めの姿勢
から一転コロナで守りに、首相独断「菅流」の危うさなどと報じ
られています。菅政権は、高い支持率でスタートしましたが、新型
コロナウイルスへの対応の迷走で暗転し、菅首相の長男が絡む
総務省接待問題などの不祥事が重なり、政権の土台が揺さぶ
られています。衆議院議員の任期は10月ですが、コロナの感染
状況と支持率の行方に左右され、視界不良のまま、とのこと。
菅首相は、自身への一任を念押しし、独断で決めるのが危うさに
つながり、トップダウン式が奏功してはいないようです。政策遂行
に当たって、情報収集など自己完結を志向して、官邸の「チーム
菅」は機能していない、といわれています。菅首相は、派閥を
持たず、ブレーンも少ないように見えます。耳の痛いことを言う人
もいないと、官邸で裸の王様になりかねません。菅政権には、
菅官房長官がいないから、うまくいかない、とも聞きます。加藤
官房長官をはじめ、それぞれの働きを強めてもらう必要がある
かと思います。党内から不満の声も噴き上げているようですが、
不満を影でいうのではなく、官高党低といわれていますが、与党
の中からも、もっと声を上げていくこともあってよいと思います。
とにかく、コロナ禍の日本のかじ取りを、誤らないでもらいたいもの
です。