今日は、国連女性デーです。1908年に、アメリカ合衆国の

 

ニューヨークで、参政権のない女性労働者が労働条件の改善を

 

要求してデモを起こしました。これを受けて、ドイツのクララ・

 

ツェトキンが、1910年にデンマークのコペンハーゲンで行われた

 

国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のために

 

たたかう」記念日とするよう提唱したことから始まりました。

 

新聞各紙も、今日は女性をテーマにした記事を載せていますが、

 

圧巻なのが朝日新聞です。大き目の記事が9つ、そして全面広告

 

で男女平等のための「男女共同参画社会基本法」「男女雇用機会

 

均等法」の成立、国際婦人年のことなどを載せ、「未来は勝手に

 

進まない。進めてきた人たちがいる」としていて、目をひきます。

 

記事は、このところ連載している「Think Gender ジェンダーを

 

考える」として、1面で「防災会議で少ない女性の視点」、30面で

 

「復興へ響け女性の声」、4面で「性的少数者の当選」、「世界の

 

国会議員 女性25%」、15面で先ほど紹介した全面広告、16・

 

17面で「気づけたら変えられる」として、それぞれ全面で、川上

 

未映子さんの「刺繡糸」とモデル牧野紗弥さんの「私の気持ち

 

言葉にする大切さ」、19面で「女子高校生 上野千鶴子さんと

 

語る」、26面で「セクハラ対策 なぜ機能しない」、そして「性差別 

 

日本社会に問う映画」を掲載しています。メディアも私が仕事を

 

していた頃は、圧倒的な男社会で、女性の私たちが番組を提案

 

しても、なかなか通りませんでした。これだけ、女性や男女の記事

 

を載せるのは、現在でも大変な努力が必要だったと思います。

 

私が知っている、女性記者の人たちの顔が浮かびます。IPU(列国

 

議会同盟)が5日に発表した報告書では、2020年に世界の国会

 

議員で女性が占める割合は、平均25.5%でした。日本は9.9%

 

で、190ヶ国中166位です。まだまだソフトに闘っていくことが必要

 

だと思います。(電車の中で読んでいたので、少しクシャクシャに

 

なっていますが、朝日の記事の抜粋です)