緊急事態宣言が、現在は1都3県に出されていて、大阪、京都、
兵庫も昨日9日、宣言の発令を政府に要請しました。多くの人たち
の協力を求めていますが、再三指摘しているように必要な補償を
伴っていません。また、医療提供体制の整備も不十分なまま
です。こんな時に国会を閉じていること自体が、なってないと思い
ますが、18日に開会すると審議されるのが、今年度の3次補正
予算案です。この予算案を編成した時には、緊急事態宣言発令
が想定されていませんでした。内容を精査して、組み直す必要が
あると思います。コロナ対策を優先し、急を要さないものははずす
ことです。今回の緊急事態宣言が遅きに失したといわれるのは、
ブレーキとアクセルを同時に踏むことを止めずに、GoToキャン
ペーンをやり続けたから、と指摘されています。それなのに、3次
補正予算案には、この「GoToトラベル」延長に1兆円が盛り込まれ
ています。この事業は、今の緊急事態宣言が終了する予定の
2月7日まで停止されていて、その後もわからない状態です。
再開が決まった段階で予算を計上すればよく、3次補正からは
はずして、すぐに必要なものにまわすべき、と考えます。また、
これもすでに指摘したように、二階幹事長などの後押しもあって、
国土強靭化関連に3兆1億円も割り当てています。3次補正で
コロナ対策としては、時短に応じた飲食店への協力金に活用
できる交付金1兆5千億円などです。とにかく、コロナ対策として
緊急に必要なものに絞る形で、組み替えてもらいたいものです。