三浦春馬の最後の主演映画「天外者(てんがらもん)」を、観て

 

きました。天外門とは、すさまじい才能の持ち主のことです。公開

 

に際しての挨拶で、共演して仲の良かった三浦翔平が「彼の

 

熱量を感じてほしい」と話していました。三浦春馬は、NHKの

 

「世界は欲しいモノにあふれている」で、JUJUとの軽妙な会話、

 

純粋さ、素敵な笑顔などで、好きでした。コロナの感染拡大で、

 

どうしようかと思いましたが、是非観たくて行きました。映画館は、

 

細心の予防をしていて、安心して観られました。作品は、ほんとう

 

に圧倒的な熱量が感じられる、とてもよいものでした。三浦春馬が

 

演じた五代友厚は、改革を志していることから何度も命を狙われ、

 

それでも、「男性も女性も、夢を見られる世」を作ると一途に生き、

 

大阪商法会議を設立するなど、近代日本の基礎を構築しました。

 

三浦翔平が演じた坂本龍馬たちとともに改革を志しましたが、

 

龍馬と比べると知名度は低く、私もNHKの「朝が来る」でディーン

 

フジオカが演じてブームになるまで知りませんでした。田中光敏

 

監督は、「彼は大人の男性の魅力があって、それでいて美しくて、

 

芯をしっかり持っている役者。五代友厚を、ぜひやってもらいたい

 

という思いがあった。」と語っています。エンドロールの最後に

 

「三浦春馬さんに心からの感謝、哀悼を表します」とあり、胸が熱く

 

なりました。若い才能が失われてしまい、残念でなりません。