菅首相と小池東京都知事が、昨日1日夕、首相官邸で会談し、

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府の観光支援事業

 

GoToトラベルの東京発着の旅行について、重症化リスクの高い

 

65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人を対象に、利用自粛を

 

呼びかけることで合意しました。期間は、都内ほぼ全域を対象に

 

実施している飲食店への営業時間の短縮要請期間と合わせた

 

12月17日までです。都知事が、高齢者や基礎疾患のある人

 

の利用停止を含む案を示し、最終的に自粛要請で決着した、

 

と小池氏は明らかにしました。首相も都知事も、経済活動に

 

ブレーキをかけることを避け、政治決着ということで、医師からは

 

「ひどい内容でびっくりした。」「医学的に合理性はない」と指摘

 

されています。その通りだと思います。高齢者や基礎疾患のある

 

人たちは、もともと用心していますし、高齢者は若者よりお金に

 

余裕のある人が多いことから、GoToの対象でなくても自ら行くと

 

いう人があると思います。大阪や札幌と同じ、1週間前に、東京も

 

停止していれば、今の500人を超える連日の感染者の増え方は

 

抑えられた可能性があったと思います。ハンマー&ダンスとも

 

いわれていますが、ダンスをしだすと止まらないのでは困ります。

 

そもそもGoToを始める時に、止める制度を考えてからスタート

 

しなかったことが、問題だと思います。今からでも、少しでも

 

ひっ迫している医療現場を支える対応をしてもらいたいものです。