コロナで、厳しい状態が続いている中で、心温まるニュースです。
プロ野球阪神と阪神甲子園球場は、昨日8日、全国の高校3年生
の全野球部員約5万人に「甲子園の土入りキーホルダー」を贈る
と発表しました。新型コロナウイルスの影響で、夏の甲子園という
目標を失った球児のために、矢野監督たちが発案した、と報じ
られています。キーホルダーは、透明の球状のカプセルに土を
入れ、全国高校野球選手権大会の開催回数の「102」のロゴを
入れる、とのこと。製作費の一部を監督、コーチ、選手たちが
出し合います。矢野監督や選手、球場、阪神園芸の職員などが、
直接グラウンドで土を集め、8月下旬ころをめどに順次、学校に
送るそうです。矢野監督は、「ただ単に物を贈るのではなく、ぼく
たちが土を集めることで、みんなが応援しているよという思いが
球児に届いてほしい」と話しています。とてもよいアイディアだと
思います。
また、プロゴルフの松山英樹選手と石川遼選手が、昨日8日、
新型コロナウイルス対策支援を目的として慈善プロジェクトを
立ち上げたことも、ニュースになっています。ヤフーが運営する
オークションサイト「ヤフオク」で行われているエールオークション
に、練習ラウンドで使用したキャディバッグ、キャップ、ボール、
2人が出場した2016年の国別対抗戦「ISPSハンダ・ワールド
カップ・オブ・ゴルフ」のピンフラッグなどが、すべてサイン入りで
出品されました。収益金は、「新型コロナウイルス感染症「医療
崩壊」防止活動募金」と「新型コロナこども緊急支援プロジェクト
(認定NPO法人フローレンス)」に寄付される、ということです。
スポーツの試合などが実際に行われにくい中で、スポーツ選手
が、支援の活動をしていることは、多くの人に勇気を与えている、
と思います。