東京高検の黒川弘務検事長(63)は、昨日20日、辞任する意向

 

を固めた、と報じられています。新型コロナウイルス感染拡大で

 

全国に緊急事態宣言が発令されていた今月上旬、黒川氏が

 

新聞記者たちと賭けマージャンをした疑いがある、と週間文春が

 

20日にウェブサイトで報じ、法務・検察当局は、黒川氏から事実

 

関係の確認など内部調査を始めました。事実なら辞職すべきと

 

いう指摘が、与野党や検察当局から相次ぎ、辞職は避けられない

 

情勢です。黒川氏の職務遂行能力を評価して定年延長を決めた

 

安倍政権にとって、大きな打撃になりそうです。週間文春による

 

と、黒川氏が、今月1日と13日に、東京都内の産経新聞記者の

 

自宅で、この記者と同僚の記者、朝日新聞の元検察担当記者の

 

計4人で、賭けマージャンをした疑いがある、とのこと。黒川氏は、

 

辞任する意向を固め、首相官邸に伝えたそうですが、当然のこと

 

です。5月1日は、ステイホームが呼びかけられて、多くの人が

 

耐える生活をしていた時で、13日は、黒川氏の定年延長を

 

後付けたものとされている検察庁法改正案が、国会で審議されて

 

いた最中です。また、賭けマージャンは、法律に反する行為です。

 

このような人を、他に代えがたい人材として、法律の解釈に反して

 

定年延長を決め、検事総長にしようとしていた安倍首相、そして

 

森法相の責任は、免れないと思います。これで、秋の臨時国会

 

でも、三権分立に反する、検察高官を官邸の意のままに定年を

 

延長できる検察庁法改正案は廃案にすべきという意見が一層

 

強くなると思われます。また、そうでなければ、納得できません。