明日から東京に行きますので、年内軽井沢で書くブログは、今日
までです。日曜日の雪がまだ残っていて冬の装い、、寒い日が
続いています。
防衛省は、昨日25日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
名護市辺野古移設をめぐって、工期を当初想定の5年から約9年
3ヶ月に大幅に伸ばす計画見直し案を発表しました。飛行場整備
も含めた事業完了に必要な期間は、約12年になります。総工費
は、当初計画額の約2.7倍となる約9300億円としています。
埋め立て予定地の軟弱地盤対策費が大幅に膨らんだ、ということ
です。政府は、来年の早い時期に軟弱地盤改良工事に伴う設計
変更手続きに入る、と報じられていますが、沖縄県の承認が必要
になり、玉城デ二―知事は認めない方針です。工期の起点は、
設計変更の承認後としていて、普天間返還までの期間は、さらに
長期化する可能性があります。昨年12月に辺野古の海への
土砂投入が始まってから、1年が過ぎました。昨年9月の知事選、
今年2月の県民投票、4月の衆院補選、7月の参院選と、県民は、
繰り返し「辺野古ノー」の意思を示してきました。しかし、安倍政権
は、無視して進めています。このままでは、普天間返還まで、
これから十数年もかかってしまいます。軟弱地盤を改良するのは
難工事といわれています。それを十分確認しないまま埋め立て
申請し、軟弱地盤の存在を把握しても公表せず土砂投入に踏み
切った政権の責任は、大きいと思います。県民の意思を無視して
強行しても、後々よい方向にはいかないでしょう。工期が大幅に
遅れ、工費も3倍近くかかることがわかった今、危険な普天間の
移設を、県民の理解も得て早急に実現するために、原点に立ち
返って見直しをしてもらいたいものです。