今朝は、シャッターを開けて、かなりの積雪にビックリ!そんなに
降る予報ではなかったのに、21センチの積雪でした。一面が
銀世界で、重い雪のため枝が折れそうに傾いています。最近は
幹線道路は、すぐに雪かきをしてくれるので、車で走るのには、
支障はありませんでした。最低気温は-4度、最高気温は2.8度
でした。日中は陽射しがあり、かなりのスピードで雪が融けて、
樹木の多い所は雨のようになり、車のワイパーを動かして走り
ました。夕方現在、だいぶ融けて10センチ位になっている、と
FMかるいざわで話していました。浅間山も、すっかり雪化粧です。
さて、2020年度の予算案は、総額が102兆6580億円と、100
兆円を超え、大盤振る舞いが過ぎると思います。当初予算として
2019年度に続いて100兆円を超えました。社会保障関係費が
過去最高の35兆8608億円に膨れ、社会保障改革の中間報告
が中途半端に終わったているので、先行きが思いやられます。
選挙前に幼児教育・保育無償化を制度設計をきちんとしないまま
導入し、予算案では3410億円になっています。待機児童解消を
優先してほしいという声が強いのに、高額所得者が恩恵を受ける
形になっていて、子育て支援策の優先順位が違うと思います。
予算案膨張の中で、特に、防衛費が2019年度当初から1.1%
増の5兆3133億円になっていて、安倍政権のもとで6年連続で
過去最大を更新しています。事実上の空母になる海上自衛隊の
空母「いずも」の改修費、そこで使用する米国製のステルス戦闘
機F35Bを6機購入、特に陸上配備型迎撃ミサイルシステム
「イージスアショア」をこれも米国から購入するのに5千億円もの
かかることになっています。トランプ米大統領の求めに応じること
で、必要以上に膨れ上がっていると思います。消費増税で、一般
会計の税収は過去最高になりましたが、この財源で財政再建と
社会保障の改善につなげる約束だったはずです。それなのに、
財政の健全度を示す基礎的財政収支は3年ぶりに悪化し、歳出
の3割超を国債で穴埋めする構図は、改善の見通しが全くない、
と報じられています。防衛費の増大などが、財政再建を阻害して
いる、と指摘されています。国債を発行して借金を重ねることは、
目に見えないので、選挙対策などを考える政治家が安易に、次の
世代にツケをまわすことになっているのだと思います。これから、
私たち団塊の世代が75歳の後期高齢者になり、社会保障費が、
さらに膨らむことが予想されます。安倍政権が関心が薄いように
見える財政再建を、税制のあり方、社会保障費の公平な負担の
仕方など、抜本的な改革を、将来像を示して進める必要があると
考えます。