今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選
2019ユーキャン新語・流行語大賞」が、昨日2日、発表され
ました。年間大賞には、ラグビー・ワールドカップ(W杯)で活躍
した日本代表のスローガン「ONE TWEAM(ワンチーム)」が選ばれ
ました。あれだけ話題になり、しかもよい言葉ですから、異論は
ないところかと思います。表彰式で、日本ラグビー協会の森会長
は「みなさんが一生懸命に応援してくれたおかげです。」「これ
だけ盛り上がるなら、20年後、30年後にもう一回やりたい」と
話しています。一時だけでなく、これからも応援して、ラグビーが
日本で盛り上がり続けるとよいと思います。堀江選手の話として
報じられている「ラグビーに焦点があたり、大賞となるのは
うれしい。言葉を使えばワンチームになれるというわけではない。
どういうふうにワンチームにするかが大事で、中身をしっかり
考えて使ってほしい。」というのは、その通りだと思います。最近も
日産の新しい社長が「ワンチームでがんばる」と言っていました
し、少し安易に使いすぎていると思います。トップテンには、
ゴルフの全英オープンで優勝し、いつも笑顔が素敵で思い切った
プレーでファンが増えている渋野日向子選手の「スマイリング
シンデレラ/じぶこ」。タピオカ入りドリンクを飲むことを指す
「タピる」、台風接近に伴って鉄道各社が実施した「計画運休」、
ヒールのある靴の着用強制に反対する運動「#Ku Too(クー
トゥー)」、新元号「令和」、反社会勢力の宴会に芸人が参加して
お金を受け取った「闇営業」、「軽減税率」、「免許返上」、
スマートフォン決済を表す「〇〇ペイ」が選ばれました。また、
特別賞には、現役を引退したイチロー選手が、引退会見で話した
「後悔などあろうはずがありません」が、選ばれました。イチロー
選手が、草野球で大活躍しているニュースを、数日前に見ました。
その年の世情を表す、新語・流行語大賞ですが、明るいものが
多い年に来年はなるとよいと思います。