軽井沢にある二つの図書館のうち、古くからあり、カラマツの前に赤レンガの

 

軽井沢らしい図書館が離山図書館です。中軽井沢駅に併設している中軽井沢

 

図書館と2館体制でやっていくと約束した町が、経費の関係から離山を閉じようと

 

する動きがあり、図書館友の会では、存続のために提案をしたりしてきました。

 

ラウンジを片付けて、お薦めの本にメッセージをつけて寄贈してもらい、ラウンジ

 

文庫を作ったり、離山公園全体を整備して人が訪れるようにすることを提案したり

 

しました。冬季休館を3年やり、その後今年から、閉館ではなく、別荘客などが

 

訪れる7~9月の夏季だけ開館することになりました。その3ヶ月を有効に利用

 

するために、今年、友の会で青木館長たちと相談して、2階の辞書室に、小さな

 

イベントが行えるスペースを作りました。今日が、今年の夏季開館の最終日。

 

午後2時から、この部屋を使って、初めてのイベントとして、「平家物語」の朗読会

 

を行いました。置けるイスは30個が限界で、来ていただく呼びかけ方などに

 

苦労しましたが、1回目のイベントとしては、ほぼ満席になり、成功といえると

 

思います。何より、「平家物語」からの抜粋した部分を、現代語で背景の説明の

 

後、12人が、個性豊かな朗読を披露して、聞きごたえがありました。メンバーは、

 

図書館のボランティアなどに関わっている各グループから2人ずつで、図書館友の

 

会、友の会のもとで英語をしているCEP、朗読のオオルリ、こどもに読み聞かせを

 

しているおはなしツリー、社協(からは1人)、そしてFMかるいざわから参加し青木

 

館長も朗読しました。また、来年夏に、どのような企画をするか、楽しみです。今日

 

は、晴天で軽井沢でも25度まで気温が上がり、図書館の外のフジバカマには、

 

珍しいアサギマダラが飛んできました。