昨日から、お盆休みをはさんで前後の土日も入れると、9日間の連休になるという

 

カレンダーの並びで、軽井沢は大混雑しています。昨日は、中軽井沢図書館で、

 

小池真理子さんを招いて、青木館長の朗読とトークがあり、軽井沢書店が著書を

 

販売することになっていましたが、渋滞に巻き込まれて、駅の大きな駐車場も

 

満車で、開始時間には販売が間に合わなかったりしました。

 

今日は、上田市のサントミューゼで開催されている、村山槐多展に、友人と行って

 

きました。道路の渋滞に巻き込まれたくないので、しなの鉄道で往復し、上田駅

 

からは、暑かったこともありタクシーに乗りました。上田市のサントミューゼは、

 

この展示が行われている上田市立美術館、劇場、多くの展示ができる大小の

 

部屋、会議室など、文化の拠点となる広い場所で、そうしたものがない軽井沢の

 

住民からすると、羨ましいかぎりです。村山槐多を知ったのは、無言館を運営

 

している作家の窪島誠一郎さんの「信濃デッサン館」に、有名な「尿(いばり)する

 

裸僧」などの作品があり、毎年槐多忌が行われていたからです。その信濃デッサ

 

ン館が閉館になり、現在建設中の長野県信濃美術館に、この作品をはじめ多くの

 

作品が譲渡されました。会場では、この作品を再び見ることもできました。村山

 

槐多は、22歳の若さで亡くなった夭折の天才詩人画家といわれ、生きていたのは

 

1896年から1919年です。横山大観、高村幸太郎、与謝野晶子、芥川龍之介

 

など著名な作家たちからも注目を集めていた、ということです。4つの時期に

 

分けて、没後100年で、新たに100点以上発見された10代の少年時代の作品も

 

含めて展示されていて、心に残る作品が多くありました。22歳でスペインかぜで

 

亡くなったことが惜しまれます。多くの作品を前期と後期に分けて展示する今回の

 

村山槐多展、明日までが前期の展示です。村山槐多の出身地の岡崎市にある

 

おかざき世界子ども美術博物館と、今日訪れた上田市立美術館だけの2館

 

巡回展で、東京や京都も希望しましたが、開催1年前の大発見だったため開催を

 

断念したということです。貴重な展示を見ることができました。