今日と明日は、図書館を支援するボランティアの図書館友の会が主催する

 

「第6回 図書館夏まつり」です。1日目の今日は、図書館と中軽井沢駅が併設

 

されている、くつかけテラスの多目的室で、NHKキャスターの大越健介さんの

 

講演会を開催しました。多目的室は、最大96人しか入れないので、毎年、講師と

 

膝を突き合わせて話を聞くような、アットホームな講演会が好評です。大越さんは、

 

東大野球部の投手として、東京六大学野球リーグ個人通算8勝27敗の成績を

 

残しているスポーツマンでもあります。報道局政治部、ワシントン支局長などを

 

経て、2010~2015年の5年間「ニュースウオッチ9」のキャスターとして、歯に

 

衣着せない、小気味よい発言で、好きという方も多い人です。政治関係でも鋭い

 

発言をしていたことからか、「5年でクビになった」と本人は話していました。

 

その後、約3年間、BSの2時間番組「大越健介 激動の世界をゆく」という

 

ドキュメンタリー番組のキャスターを、世界各国を取材して務めていました。

 

現在は、「サンデースポーツ2020」のキャスターを、オリンピック・パラリンピックを

 

にらんでの起用かと思いますが、2018年から務めています。初めに、1時間

 

20分ほど、現在の日韓関係、トランプ大統領のアメリカなど世界の状況について、

 

日本での人を記号のようにみていることについて、もっと個人をみるべきという

 

こと、タイトルの「スポーツの窓から」にちなんだスポーツの話などの講演があり

 

ました。その後、私とのトークを40分ほど、NHKでの35年にわたる仕事、激動の

 

世界をゆくについて、オリンピック・パラリンピックについて、などを話をしました。

 

オリンピック・パラリンピックは、「世界への窓になり得る大会」「人間は壁を

 

作りたがるが、壁の両側を結びつけることができるのは、人間一人ひとりの「個の

 

力」が持つ可能性」など、心に残ることばがありました。来場者からは、「とても

 

よかった。まだいつまでも聞いていたかった」などのことばをいただきました。