軽井沢町には、古くからある離山図書館と、新しく中軽井沢駅に併設された
中軽井沢図書館の二つの図書館があります。中軽井沢は交流の場、離山は
学問・・研究の場として2館を運営していくという町の方針でしたが、経費の面など
から、離山を、冬季休館し、今年からは、7~9月の夏季のみ開館にしています。
カラマツをバックに赤レンガの軽井沢らしい離山図書館を存続させるために、
図書館友の会では、そのラウンジに、おすすめの本にメッセージをつけて寄贈して
いただき、ノート方式で貸し出す「ラウンジ文庫」を5年前から始め、300冊ほどに
なっています。ラウンジ文庫を知っていただくために、これまでは春と秋にフェスタ
をしていましたが、夏季開館になった今年は、昨日と今日7月5,6日、「ラウンジ
文庫フェスタ」を開催しています。昨日は、おすすめの本を5分で紹介しあい、最後
に、最も読みたい本を投票する「ビブリオバトル」を行いました。そして今日は、10
~12時で、離山図書館周辺の徒歩ツアーを実施しました。朝は霧が深く心配
しましたが、幸い天候も大丈夫でした、16人が参加し、友の会メンバーの森に
詳しい高尾さんがガイドとして、樹木などについて説明してくれながら、歩き
ました。離山図書館から、軽井沢現代美術館入り口、東電送電線下を通るあたり
が、道なき道?で、メンバーの男性2人が、歩きやすいように道普請をしてくれ、
ロープやトレッキングポールを使いながら歩きました。離山南登山道に出てから
は、普通に歩ける道で、緑の中を快適に歩けました。離山図書館近くに戻り、
雨宮家や市村家という、軽井沢開拓に尽力された方たちのお墓にお参りし、
最後は、ラウンジ文庫で休憩し、ラウンジ文庫の説明をし、理解を深めてもらい
ました。町と住民の「協働のモデル」としてスタートしたラウンジ文庫によって、
また、よいご縁が結ばれていけばよいと思っています。