皇太子さまが、今日1日、新たな天皇に即位され、「令和」が始まりました。

 

昨夜は、どのテレビ局も、まるで新年を迎える、ゆく年くる年のような特番を組み、

 

令和フィーバーといった感じでした。新天皇は、皇居・宮殿で1日午前10時半から

 

皇位のしるしとされる神器などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」に臨まれました。

 

閣僚の女性、片山大臣は参列しましたが、前回を踏襲して女性の皇族は参列

 

できなかったので、天皇陛下の横には秋篠宮さま、高齢の常陸宮さまだけで

 

寂しい感じがしました。その後、午前11時10分から新天皇が最初のおことばを

 

述べる「即位後朝見の儀」が、こちらも国事行為として行われました。ここには

 

雅子皇后をはじめ、女性の皇族方も参列されました。新天皇陛下は、英語、仏語

 

などを話され、水の研究家として海外からも評価され、国連でも英語で演説を

 

されています。雅子皇后陛下も、外務省に努められた才媛で、英語など多くの

 

国のことばを話されます。前天皇陛下の象徴として歩んでこられた道を踏襲される

 

ということですが、両陛下が関心をお持ちの環境問題、難民の問題等で、新たな

 

国際交流をされることを期待したいと思います。雅子さまは、虐待など子どもの

 

問題にも関心を持たれているとのこと。体調を配慮されながらのご活躍を期待

 

します。愛子さまを中心にした、仲の良い家族の姿も見せていただければと思い

 

ます。昨日も書きましたが、今日の式典を見ても、女性天皇などの課題は待った

 

なしです。大島衆院議長も、10月に予定される即位儀式「即位礼正殿の儀」の

 

後、政府、国会で検討を始めるべきだと主張しています。今回の退位の法律を

 

制定した時にも付帯決議に、速やかに検討することが盛り込まれています。

 

さて、10連休、雨の軽井沢は、多くの道路で渋滞していました。その中、千ヶ滝の

 

上の方にある、図書館長も務める青木裕子さんが建てた軽井沢朗読館に、

 

「春の朗読コンサート」に行きました。「父は空 母は大地」(インディアンからの

 

手紙)とスロベキア民話「12月のおくりもの」を青木さんが朗読し、小澤さんの

 

チェンバロ、潮田さんのチェロのコンサートがありました。令和の始まりの日、

 

青木さんが何年も前から、ふくろうのために枝につけてあった巣箱に、なんと

 

ムササビが飛んできて入り、朗読とコンサートの直前のことで、来場者が双眼鏡

 

で見たりというおまけつきで、得した気分でした。