東京は、満開の桜が散り始めていますが、標高が1000メートルある軽井沢

 

では、昨夜も雪が降り、朝はうっすらと積もっていました。間もなく融けてきて、

 

庭に小さなリスが来てくれました。

 

さて、7日に投開票が行われた道府県議選で、女性は最多の237人が当選しま

 

した。でも、昨年成立した「候補者男女均等法」で、できるだけ男女の候補者を

 

均等にするようにとされ、その効果が期待されていましたが、前回の9.1%から

 

1.3%増にとどまりました。政府は、「2020年までに指導的地位に占める女性の

 

割合を30%にする」という目標を掲げていますが、道府県議の女性の割合は

 

10,4%で、目標にはほど遠い状態です。全体としては少し増えた中で、6道府県

 

では、減っています。愛知で3人減、北海道で2人減、福井・広島・山口・熊本で

 

1人減、となっています。与党自民党より野党の方が、女性候補擁立には積極的

 

で、野党が強かった愛知・北海道で複数減っているのは、分裂したことなどで野党

 

が低調に終わったことと関わりがあると思います。政党別の女性議員の割合を

 

みると、自民党3.5%、立憲民主党24.6%、国民民主党14.5%、公明党

 

8.4%、共産党51.5%、日本維新の会(政治団体「大阪維新の会」を含む)

 

6.0%、社民党18.2%、希望の党は0となっています。今回選挙がなかった

 

東京や沖縄など6都県を含めた全体では、女性の数が1桁の議会が40に

 

上っています。それぞれの議会の定数に対する女性の割合は、トップは改選が

 

なかった東京都で28.3%、京都27.1%、神奈川18.1%となっています。最も

 

低いのは、全国で唯一女性が1人の山梨でした。次いで、熊本4.1%、大分

 

4.7%となっています。一方、選挙前には、介護のために引退する女性議員の

 

ニュースが伝えられていました。北海道議会で、十勝地域選出の69歳の女性

 

道議が夫の介護のために引退、また札幌の71歳の女性道議も夫の介護で引退、

 

ということです。それぞれ4期と市議も合わせて20年というキャリアの持ち主で、

 

男性であれば介護での引退はないのに、もったいないという声が上がっていま

 

した。まだまだ女性議員が、男性と均等に活躍できる社会にはなっていないことが

 

改めて感じられます。日本は超少子高齢社会で、子育てや介護を、これまで主に

 

担ってきたこと等、議会での女性の役割が更に増す状態だと思いますので、

 

さらに女性の比率を上げられるように活動していきたいと思います。