平成になって最悪の水害だった西日本豪雨、多くの人の命が失われ、今も避難

 

生活をしている方も、まだ多いのが現状です。生活の再建や産業の設備の復旧

 

など、復興への道のりは、長く続くことになりそうです。政府も様々な補助金などで

 

しっかり支援してほしいと思います。東日本大震災の時に作られた、複数の業者で

 

作成した事業計画を対象にした、グループ補助金などを、有効に利用してもらえれ

 

ばと思います。現在は、台風13号が日本列島に接近しています。世界的な異常

 

気象なので、備えをしておく必要があり、西日本豪雨からの教訓も、たくさんある

 

ように思います。火災保険には入っている方が多いと思いますが、水害が補償外

 

になっていたため、今回の災害には適用にならず頭をかかえているケースが

 

報じられています。入っている保険をチェックしてみることも必要と思います。ダム

 

の放流の5分前に避難指示が出され、間に合わなかったこともニュースになって

 

います。被害が大きかった真備町地区では、市が避難勧告を出したのは、午後

 

10時でした。翌日の午前1時半に緊急性の高い避難指示を出した、わずか4分

 

後に川が決壊しました。市は、想定外の増水で対応に問題はなかった、として

 

いますが、多くの住民が逃げ遅れることになりました。東日本大震災の時に、

 

もう「想定外」は通用しないと確認したのではなかったでしょうか。深夜では、

 

寝ていて気付かない、また豪雨の音で防災無線も聞こえなかったということも

 

あります。安全を期して、空振りに終わることを恐れずに、日没前に避難の呼び

 

かけをするなどを検討すべきだと思います。岡山県の倉敷市では、避難を呼び

 

かける警報が携帯電話から頻繁に流れてきたが、「今まで、こんな災害の経験

 

がなかったから」避難せず、迫ってきた水に一時は死を覚悟した人もいる、と報じ

 

られています。NHKが愛媛県内の被災者110人に実施したアンケートでは、

 

自治体や気象庁などの情報が避難行動につながっていないことが、わかったと

 

いうことです。避難する際に参考にした情報は、「避難指示」は10%しかなく、

 

「警報」「土砂災害警戒情報」「特別警報」は、いずれも4%以下でした。気象庁は、

 

複雑になりすぎた、勧告、指示、警報、警戒情報、特別警報」どの名称を整理

 

する、としていますので、早急に進めてもらいたいものです。勧告と指示のどちら

 

が危険度が上がなど、よくわからないことも多く、もっとわかりやすく避難の促し方

 

をしてもらいたいと思います。また、消防団など地域の人が来てくれて避難を

 

始めた人もある、ということで、地域でのコミュニケーション、日ごろからのつながり

 

の大切さも改めて感じました。また、ハザードマップに示された地域で、今回災害

 

が起きていますが、知らなかった人が多かったことから、周知の方法にも工夫が

 

必要です。被災者の方々が1日も早く日常の生活を取り戻すことを願いつつ、

 

そこからの教訓を活かしていきたいと思います。