今日は、土用の丑の日。土用は、暦の雑節で、立夏・立秋・立冬・立春の直前

 

約18日間ずつ、ということです。夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の

 

土用の丑の日には、鰻を食べる習慣があります。なぜ鰻を食べるのか、7~8

 

世紀に編纂された「万葉集」に、石麻呂という人が、夏痩せには鰻を食べると良い

 

と人に勧めている歌があります。昔から体調を崩しやすい夏には、鰻を食べて

 

栄養をとろうという考えがあった、とのこと。国産の鰻が値段が高くて大変と

 

報じられていますが、私は鰻は苦手なので・・・。一方で、輸入物が多く入ってきて

 

安い値段に引っ張られ、国産の鰻養殖をしている人たちが、苦労しているという

 

ニュースもありました。猛暑を通り越して、酷暑が続いています。厳しい暑さは、

 

昨日19日も続き、観測地点のうち、206地点で最高気温が35度以上の猛暑日

 

になりました。京都市で39.8度、熊本県菊池市で38.8度、山口市で38.7度

 

などとなっています。これだけ注意を呼び掛けていても、熱中症が原因とみられる

 

死者も相次いでいます。東京消防庁では、18日に管内(稲城市と島嶼部を除く)

 

の1日あたりの救急出動が3036件で、2日連続で過去最多を更新した、と

 

昨日19日、発表しています。東京都教育委員会は、エアコンがない体育館では

 

終業式を控え、空調がきく教室などで実施するよう都立高校に通知しました。

 

愛知県豊田市の市立小学校で1年生の男子児童が重度の熱中症で亡くなった

 

ことを受けて、文部科学省は18日、都道府県教育委員会に対して、熱中症事故

 

の防止を呼びかけました。気温や湿度に注意したうえで、活動の中止や延期、

 

見直しなどの柔軟な対応をすることや、こまめな水分と塩分の補給や休息を促し

 

ています。学校は、子どもの安全を最優先に守らなければならないと思います。

 

特に小学校低学年などの幼い子どもは、地面からの距離が近く、水分を保つ

 

ための筋肉も発達していないため、熱中症にかかりやすことなどを、学校関係者

 

は、きちんと知識を身につけ、柔軟な対応をすることが求められていると思い

 

ます。学校に、もっと空調設備を充実させる必要があると思います。自分が子ども

 

の頃は、クーラーなどないのが当たり前だった、という方もあると思いますが、

 

夏の暑さが、ここ何年かで急激に暑くなっているなど環境の変化があることを

 

認識してもらいたいと思います。学校の空調設備には、国が3分の1、自治体が

 

3分の2の予算を分担することになっています。子どもを守るための投資への

 

理解が広がってほしいし、迅速に取り組んでほしいと思います。また、夏の高校

 

野球の予選が各地で行われていますが、その応援をする生徒も熱中症になって

 

います。夏のスポーツを安全にどのように、この酷暑の中でするのか、2020年の

 

五輪・パラリンピックも含めて、知恵が必要だと思います。