タイ北部チェンライ県の郊外の洞窟で、6月23日から行方不明になっていた地元

 

のサッカーチームの少年12(11~16歳)人とコーチ(25)の合わせて13人が

 

行方不明になり、10日目に奇跡的に生存が確認され、世界中の人たちが、少年

 

たちの救出を願っていました。世界各国から救出の支援にベテランのダイバー

 

などが終結し、狭い場所もある洞窟の入り口から5キロ先にいるという少年たちの

 

救出のために日夜努力していました。サッカーチームの1人の誕生日を祝うために

 

洞窟に入ったところ、雨で急速に水かさが増し、出られなくなったようです。この

 

地方では、洞窟は信仰の意味もあり、出入りしていた、とも伝えられています。

 

持っていたお菓子をコーチが少しずつ食べさせ(自分は食べずに)、岩から

 

したたる水を飲んで、なるべく動かずにいたのが、生存につながったと専門家は

 

話しています。生存が確認されて喜んだ家族も、脱出のために少年たちが潜水の

 

訓練などをしているが、泳いだことのない子どももいて、酸素ボンベをしょって泳ぐ

 

のは危険を伴い、6日には、救出活動をしていた元海軍特殊部隊の男性ダイバー

 

(38)が死亡したこともあり、気が気ではないい思います。水位がを下げるために

 

ポンプでいくら汲み出しても、大雨がすぐに降り、また水位が上がってしまい、水位

 

の状態、酸素が欠乏していく状態、少年たちの健康状態などをみて、昨日、救出

 

作戦が決行されました。少年たちが大量の水にはばまれて出られなくなってから

 

16日目にして、4人の少年が救出されました。90人のダイバーが救出活動に

 

関わり、少年1人に2人のダイバーが補助について、潜水危惧を使いながら外を

 

目指しました。潜水移動に際しては、ダイバーのおなか側に少年を固定したという

 

ことですが、1ヶ所狭い場所があり、ここでは少年が自力で前に進み、前後で

 

ダイバーが補助したとのこと。水が濁っていて視界が利かず、洞窟の出口まで

 

張られたガイドロープを頼りに、空気ボンベを途中で何度も交換しながら進み、

 

救出されました。少年たちは、待機していた救急車やヘリコプターで、チェンライ

 

市街の病院二運ばれ、無菌室にいるということです。4人のうち1人は、4段階ある

 

トリアージで赤色の診断で、これは最優先治療郡とされ、直ちに処置を行えば

 

救命が可能、ということで、助かってほしいと思います。あとの9人の救出には、

 

洞窟内に25メートルおきに設置している空気ボンベをすべて使いきったため、

 

新たな空気ボンベを設置する必要があり、準備が整うまで10~20時間かかると

 

いわれています。現地では、8日夜から激しい雨が降り続いているそうで、あとの

 

9人の救出が急がれます。ちょうどサッカーのワールドカップ開催中で、日本

 

チームも少年たちにエールを送りましたし、ワールドカップの決勝戦に間に合えば

 

招待したいと国際サッカー連盟(FIFA)の会長が述べてもいました。世界から救出

 

のための人やジャーナリストが、合わせて3000人位集まっているとのこと。

 

何とか、あとの9人も無事に助かってほしいと祈っています。