今日は、こどもの日です。ゴールデンウィークを各地で過ごした人たちのUターン
ラッシュのニュースを、今も放送しています。この週末は、母のケアで東京なので、
混雑の軽井沢より、わりとすいている東京の方が、過ごしやすいかと思います。
総務省が、こどもの日を前に、昨日4日発表した子どもの数は、1553万人で、37
年連続で減少し、過去最低を記録しています。少子化が、依然として進行して
いる状況が明らかになっています。総務省によると、先月1日現在の日本の15歳
未満の子どもの数は、男子が795万人、女子が758万人の合わせて1553万人
となっています。昨年は、1570万人でしたので、また最低を更新したことになり
ます。総人口に占める子どもの割合も、昨年に比べて0.1ポイント下がって
12.3%と過去最低を更新し、昭和50年から44年連続で低下しています。昨年
10月1日現在の子どもの数を都道府県別にみてみると、前の年より増えたのは
東京都だけで、4年連続です。ほかの46道府県では減っています。子どもの割合
が最も高かったのは沖縄県で17.1%、最も低かったのは秋田県で10.1%
でした。人口4千万人以上の32ヶ国の中で、子どもの割合は、日本が最低に
なっています。アメリカは18.9%、中国は16.8%、韓国は13.1%、ということ
です。少子化が進むことは、私がNHK解説委員になった年1990年に、出生率が
1.57に下がり、1.57ショックといわれた頃から、わかっていたことで、国としても
対策をしてきていますが、いつも後手後手にまわり、規模も小さくて、効果が表れ
ていません。日本は最も高齢者の比率が高く、子どもの比率が低い国になって
います。議員をしていた時に、子ども政策の充実を、みなさんに訴えると、子どもの
ことばかりでなく、私たちのことも力を入れてほしいと高齢な方に、よく言われ
ました。高齢者のみなさんが、安心して生涯をすごすためにも、持ちたい人が安心
して子どもを持てる政策を充実させないと、社会を支える人が減りすぎてしまうこと
を、理解してほしいと思っています。