暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、今日の関東甲信地方は雪の予報でした。

 

その通り、軽井沢では朝から雪で、大雪警報も出ていて、10~15センチ積もって

 

いると思います。まだ降り続いていて、明日未明までということで、どれだけ積もる

 

のか心配です。気温も最高が-0.9度、最低が-3.8度と、冬に逆戻りです。

 

まあ、この冬は雪が少なかったので、仕方ないかと思いますが。

 

年金の2月支給分で、約130万人の所得税が正しく控除されず、支給額が本来

 

より少なかった問題で、日本年金機構は、昨日20日、データ入力を委託した

 

東京都内の業者の入力ミスが31万8千人分に上ると発表しました。また、この

 

入力業者「SAY(セイ)企画」が、再委託を禁じた契約に反し、中国の業者に

 

作業を任せていたことも、わかっています。日本年金機構は、会見で、中国の

 

業者が入力したのは、氏名と読み仮名だけだったと説明し、外部への流出が

 

なかったことも監査で確認されたと強調しましたが、重要な個人情報を扱って

 

いるのに、管理が甘すぎると思います。中国では、国から要求があれば、何でも

 

提出せざるを得ないともいわれていて、国内でも再委託は違反ですが、まして

 

海外の中国にというのは、常識を疑います。年金機構は、この業者には、データ

 

入力業務32件の契約実績があったが、今回の契約金額約1億8千万円という

 

大規模なものは初めてだった、としています。ところが、年金機構は、計画書に

 

書かれた業務体制が確保できるか事前に確認していず、業務が始まった昨年

 

10月以降、人員体制が予定を大きく下回っていることを知り、改善を求めましたが

 

応じてもらえなかった、と報じられています。この業者が、中国・大連の関連業者に

 

入力業務の一部を再委託している事実を昨年12月には内部通報によって把握

 

していて、1月上旬に監査を行ったところ判明しました。それでも、昨日の発表

 

まで委託を続けていた、ということも信じられないことです。日本年金機構は、

 

消えた年金問題などで、当時の社会保険庁から新たな組織に変わりましたが、

 

このような甘い管理体制は、相変わらずということなのかと思います。年金は大事

 

な個人情報ですから、もっとしっかりしてもらわなければ困ります。この問題も、

 

森友問題や前川前文部科学次官の講演への介入の問題などと合わせて、今の

 

国会で納得できる審議をしてほしいと思います。