今日4日は、全国的に南から暖かい空気が入り、高気圧に覆われたため、九州
地方から関東付近まで広範囲で晴れました。各地で、最高気温が20度を超え、
4月下旬並みの暖かさになりました。東京都心では21.2度まで上がり、狛江は
郊外ですので、もう少し低かったかとは思いますが、私はコートなしでセーターで
出歩いていました。紅梅が、きれいに咲いていました。まだ花のつぼみも見えない
軽井沢とは、だいぶ違います。
さて、国の奨学金制度を返せず、自己破産するケースが、借りた本人だけでなく、
親族にも広がっている、と報じられています。国の奨学金制度は、現在は日本
学生支援機構が運営していて、2016年度の利用者は131万人。大学・短大生
では、2.6人に1人が利用している、ということです。1人あたりの平均は、無利子
(50万人)が237万円、要件が緩やかな有利子(81万人)が343万円。2017
年度から始まった給付型奨学金は、新年度以降、毎年2万人にすぎません。
日本学生支援機構によると、奨学金にからむ自己破産は、2016年度までの
5年間で、述べ1万5338人となっています。本人が8108人で、連帯保証人と
保証人が計7230人でした。機構では、破産理由は、調査できずわからない、と
しています。学費の値上がりや、一番大きいのは非正規雇用が増え、奨学金を
借りる時に想定したよりも、給料が安く返せないということなのではないかと思い
ます。子どもたちの貧困が、教育格差につながり、貧困の連鎖の原因にもなって
います。是非、給付型の奨学金の枠を増やして、奨学金によって自己破産する
ことがなくなるようにしてほしいですし、非正規雇用の問題にも正面から取り組んで
ほしいと思います。