ピョンチャンオリンピック、フィギュアスケート男子シングルは、今日、後半のフリー

 

が行われ、日本のエース羽生結弦選手は、合計317.85で、今大会、日本勢

 

初めての金メダルを獲得し、この種目で66年ぶりになるオリンピック2連覇を

 

果たしました。また、宇野昌磨選手も合計306.90で銀メダルを獲得し、

 

オリンピックフィギュアスケートでは初めて、日本勢が2人表彰台に上がり

 

ました。昨日の男子シングルでは、前半のショートプログラムが行われ、羽生選手

 

は、昨年11月の右足のけがから公に姿を、このオリンピック直前まで見せて

 

いなかったので、ジャンプが飛べるのか心配されましたが、4回転2回を含む

 

ジャンプを跳び、1位になっていました。特にトリッルアクセルは、ジャッジ全員が

 

出来ばえ点満点という、素晴らしいできでした。今日のフリーでは、最終グループ

 

4番目で滑り、冒頭の4回転サルコ-、次の4回転トーループと2つの4回転

 

ジャンプを、流れるように決め、出来ばえでは、いずれも満点を得ました。後半は

 

少しミスも出ましたが、成功させたジャンプは、いずれも高い出来ばえで、ステップ

 

も見事で、2大会連続の金メダルを獲得しました。2連覇は、1948年と1952年

 

に2連覇をしたアメリカのディック・バトン氏以来66年ぶりになります。また、

 

冬のオリンピックで1000個目という節目の金メダル、とも伝えられています。

 

けがで滑れない間も、「いろいろなもので勉強してきた」「フォーム、イメージを固め

 

ていた」と昨日語っていて、練習再開時に「イメージを氷上に移した」とのこと。

 

それでも、プログラムの構成をピョンチャンに入ってから決めたそうで、ぎりぎりの

 

中で、強い精神力で勝ち切ったのだと思います。ほんとうによかったです!今日

 

の金メダル獲得後は、「まず、なんとかオリンピックの会場で滑ることができて

 

ほっとしている。最終的に跳びたかったジャンプは跳べているので、よかった。

 

自分がやりきれたな、と思うくらいの演技ができたことがよかったと思う。」

 

「スケートだけでなく、たくさんの方に羽生結弦を育ててもらったことを感謝したい」

 

と笑顔で話していました。世界王者としての風格ある滑りだけでなく、人として

 

受け答えもしっかりしていて、これからも期待して応援していきたいです。