ピョンチャンオリンピック6日目の14日、スノーボードの男子ハーフパイプの平野
歩夢選手(19)、ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルの渡部暁斗選手(29)、
スピードスケート女子1000メートルの小平奈緒選手(31)が、それぞれ
銀メダルを獲得しました。「おめでとう」と言いたいですが、3人とも金メダルが期待
されていたので、金メダル獲得が、いかに難しいことかも感じました。特に、平野
歩夢選手は、15歳の中学生で出た初めてのソチオリンピックの時から応援して
いました。4年建って19歳になり、自由奔放な感じから、大人になった、という印象
を持ちました。見ていてハラハラする転倒の危険と隣り合わせのハーフパイプ、
平野選手も、肝臓破裂の重症から復帰しました。今年1月の最高峰のプロ大会
「冬季Xゲーム」で2度目の優勝をしました。小柄な平野選手ですが、昨日も
オリンピックで初めて2回連続で4回転を成功させました。その点数は、もっと出て
もよかった、と専門家もいっていましたが、絶対王者といわれるショーン・ホワイト
選手が、予選1位で最終に滑ったこともあり、点数が出にくかったのか、とも。
4回転の応酬など、ほんとうに世紀の名勝負だったと思います。ショーン・ホワイト
選手も、「アユムのおかげで、よい演技ができた」といい、平野選手も抱き合って、
勝者を讃え、よい光景でした。平野選手は3回目に、高得点を狙ってエアの回数を
6度に増やそうとしましたが、中盤で転倒してしまいました。平野選手は「4年前
とはレベルが全く別次元。楽しかった。今までイチ(一番)の大会だったんじゃない
かな」と振り返り、「目標がなくなるより、さらに上がいることは自分としてはいい
こと」と、次の北京オリンピックに目を向けていました。素晴らしい勝負を、
ありがとう!まだ19歳、これからも応援しています。渡部選手も小平選手も、長野
県出身なので、信濃毎日新聞は、カラーの写真入りで、1面でも中の面でも、
大きく伝えています。また、カーリングのSC軽井沢の試合は、軽井沢アイスパーク
でパブリックビューいングを開催していて盛り上がっています。