ピョンチャンオリンピックでは、毎日、日本選手が、なかなかメダルに手が届かず、
もどかしく見ていた方も多いかと思い居ます。そうした中、昨日12日、スキー
ジャンプ女子ノーマルヒルで、高梨沙羅選手が、この種目、日本として初のメダル
となる銅メダルを獲得しました。4年前のソチオリンピックで、その直前まで
ワールドカップで連勝し、金メダル間違いなしと期待されていましたが、4位に
終わりました。その後の4年間、下半身の強化などを強化し、史上最多勝利にあと
1勝としながら、このところ優勝から遠ざかっていて、心配していました。昨夜は、
ワールドカップの順位どおり、金メダルはノルウェーのルンビ選手、銀メダルは
ドイツのアルトハウス選手で、2回とも103.5メートルを記録した、高梨選手は
銅メダルでした。とにかくメダルがとれて、よかったです。笑顔で、「ほっとした。
金メダルはとれなかったけれど、最後の最後に、渾身の、ここにきて一番いい
ジャンプができた」と語っていました。高梨選手は、試合後のドーピング検査などで
一睡もしていない中、メディアの取材やテレビ出演に応じている姿が、朝から
見られ、日本で多くの人が高梨選手に期待し、心を寄せていたことが、わかり
ます。「目標の金メダルには届かなかったが、ほっとした気持ちと悔しい気持ちが
半分ずつある」「4年後の北京オリンピックで金メダルをとって、応援してくれる人
たちに結果で恩返しできるように頑張りたい」と、もう4年後を見据えていました。
レジェンド葛西選手は、8回目のオリンピックですから、沙羅さんにも、これからも
楽しませてほしいと思います。昨日は、この他、スピードスケート女子1500
メートルで、高木美帆選手が、銀メダルを獲得しました。高木美帆選手は、ソチで
代表に選ばれず、そこから奮起して、今シーズンは優勝を何度もしていて、期待
されていました。また、フリースタイルスキーの男子モーグルでは、原大智選手が
銅メダルを獲得しました。堀島選手が期待されていましたが、あまり騒がれて
いなかった選手がメダルに。大きな重圧を受けて、特別の場所オリンピックで
メダルをとる難しさを、自らの経験でよくわかっているモーグル女子の選手だった
上村愛子さんが、解説者を現地でしていて、高梨沙羅選手を祝福していた姿が
印象的でした。