プロ野球の中日のエースとして「燃える男」といわれ、中日、阪神、楽天で監督

 

として「闘将」と呼ばれた、星野仙一さんが、70歳で亡くなりました。すい臓がんと

 

闘病しながら、友人にもそのことを告げず、家族に見守られて4日に亡くなったと

 

報じられています。星野さんは、熱すぎて鉄拳制裁は、いかがなものかと思うこと

 

もありましたが、とても好きな選手、監督でした。70歳の早すぎる死去に、多くの人

 

からお悔やみのことばが寄せられています。中日、阪神、楽天の監督として、

 

通算1181勝を挙げ、3チームとも優勝に導いています。特に、楽天では、大震災

 

後、各地を慰問し、その後2013年に球団創設9年目で初の日本一になって、

 

被災地の人たちを勇気づけました。プレーには厳しく、でも人には優しく、選手や

 

スタッフの誕生日に、苦労をかけているからと奥さんに花束を贈り続けた、という

 

ことです。1997年に最愛の妻を白血病で失い、その2年後に、約束の優勝して

 

胴上げで宙を舞うことを中日の監督として実現しました。1968年にドラフト会議で

 

指名を約束していた巨人に裏切られ、それ以来、巨人に勝つことを貫いて

 

きました。昨年2017年1月に野球殿堂入りし、11月の祝賀会のスピーチで、

 

「ずっと野球と恋愛をしてきてよかった。もっともっと野球に恋をしたい。」と語って

 

いました。楽天退団後は、球団の副会長に就き、亡くなる直前まで「(来季の方針

 

などを話し合う)コーチ会議に出られるかな」と話していた、とのこと。早すぎる死去

 

は、ほんとうに残念ですが、野球と恋愛し続けて、ご本人は幸せだったのかも

 

しれません。心からご冥福をお祈りします。