政府は、昨日1日、天皇陛下の退位日決定の前提になる皇室会議を宮内庁で

 

開き、陛下の退位日を2019年4月30日と決めました。皇太子様が、翌5月1日に

 

即位、改元されます。政府は、12月8日の閣議で、退位日を定める政令を正式

 

決定する、と報じられています。新しい元号は、来年半ばには公表される方針と

 

いうことですが、カレンダー業者などは困っているようです。報道によると、退位日

 

の決定までには、官邸と宮内庁の綱引きが、相当あったようで、官邸が当初考え

 

ていた2018年12月24日退位、25日即位の案について、宮内庁は、年末年始

 

は皇室の重要行事が相次ぐことと、昭和天皇逝去から30年となる2019年1月

 

7日の「弐年祭の儀」を陛下はご自身で執り行いたいという考えという情報もあり、

 

それには反対。次に、2019年3月31日退位、4月1日即位という案がありました

 

が、これは宮内庁がリークしたと官邸はみて、その通りにはしたくない考え。年度

 

替りは転勤、卒業、入学などがあること、この時期に2019年は統一地方選挙が

 

あることなどから、4月30日退位、5月1日即位になった、そうです。年の初めや

 

年度がわりの方が、一般的にはわかりやすいと思いますが、決まったのです

 

から、滞りなく執り行われることを願います。

 

一方で、特定法では、政府が「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性

 

宮家の創設等」について「法施行後速やかに」検討し、国会に報告するよう求める

 

付帯決議が付けられています。皇太子様が、新しい天皇になられると、皇位継承

 

順位は、秋篠宮様が1位、悠仁様が2位、常陸宮様が3位の3人になります。この

 

ままでは、悠仁様の頃には、周りに皇位継承者がより少なくなり、負担が重くなる

 

ことが考えられます。皇位継承を確保するための検討が進まない間に、秋篠宮家

 

の長女眞子様は、まもなく結婚されます。女性宮家の創設、そして、私は女性天皇

 

も早く検討すべきだと考えます。これまで男系によって受け継がれてきた皇室を

 

変えてはならない、と反対する意見がありますが、これまでの天皇は、正式の妻

 

以外の女性の子、というケースが半分位はありました。現在は、そういう時代では

 

なく、戦後、宮家が11から3に減らされたことなどから、超少子高齢化は皇室が

 

例外ということではないので、検討を急いでほしいと考えます。安倍総理を支持

 

している保守層は反対が多いので、なかなか検討に入らないともいわれています

 

が、そういうことを言っている場合ではないことを、皇室を大切に思う保守層だから

 

こそ考えてほしいものです。