昨日投開票が行われた、第48回衆院選で、自民、公明両党で、定数465の

 

うち300議席超を確保し、安倍政権が継続することが決まりました。自民党は、

 

国会運営を主導できる絶対安定多数(すべての委員会で委員長を出しても

 

委員会で多数を占める)の261を単独で確保しました。解散後、一時旋風を

 

巻き起こすかと思われた希望の党は失速しました。「排除します」という

 

小池代表の上から目線のことばや、落選した側近の若狭氏が、政権を狙うのは

 

次で今回ではないと言い、小池代表が立候補しなかったこと等が、伸び悩んだ

 

原因かと思います。出張中のパリからの中継で、小池代表は、「ことば遣いで

 

不快な思いをさせたことは反省している。自分もおごっていた。」と述べて

 

いました。政治家のことばの恐さを改めて感じました。それにしても、党本部

 

もなく、スタッフもいない中での選挙でしたから、よく考えれば予想された結果

 

でもあるかもしれません。排除された枝野氏が立ち上げ代表となった立憲民主

 

は、躍進しました。台風21号の影響で、投票箱が運べない所などがあり、

 

確定票が決まるまでに、いつもより時間がかかりました。確定した各党の

 

議席は、自民284、公明29、希望50、維新5、立憲55、共産12、社民2、

 

そして追加公認された人を除く無所属は22、となりました。自民圧勝でしたが、

 

自民は支持するが安倍さんは変わってほしい、という声が全国で多かったとも

 

言われているからか、安倍総理は神妙な顔に終始していました。野党が今後

 

どのようになるのか、しばらくは見守るということかと思います。台風の影響も

 

あり、期日前投票は最多でしたが、投票率は53.68%と、戦後2番目の低さ

 

になりました。やはり、もっと投票率を上げないと、望まれる民主的な政治は

 

実現しないのではないでしょうか。