今月10日公示、22日投開票の総選挙の構図が、ようやく決まってきました。
昨日、希望の党が、1次公認192人を発表しました。このうち民進党からは
109人、自由党からは3人が入っています。今後も2次、3次の公認を出して
過半数の233は超える、とのこと。しかし、全員が当選するわけではありません
から、政権選択選挙というなら300人以上を擁立する必要があります。小池
さんも出ないなら誰を国会でのトップにするのか明らかにしてほしいです。前原
さんの、安倍政権を終わらせるために野党がひとつになろうという決断は支持
しますが、小池さんの排除の論理や、踏み絵のような10項目の誓約書は、
細川元総理も助言したという、なるべく広く受け入れるように、ということにも
反しています。そういう意味では、政権選択選挙の土台を自ら壊しているよう
にも見えます。一方では、民進まるのみといわれないように、主義主張で
拒否した、ともいえます。排除されたり、誓約書に反発する議員や予定候補者
の意を受けて、枝野さんが立憲民主党を立ち上げました。これによって、
考え方は整理されたのかもしれません。総選挙の構図は、自公vs希望(民進を
含む)・維新vs立憲民主・共産・社民ということになります。連合は、個々の
候補者ごとに支援する、としています。そもそも大義なき安倍総理の自己保身
解散から生まれた政界再編劇です。消費税の使いみちを変えるということも
後付けで出てきたようです。これからの日本、次の世代のことも考えて、
有権者も、個々の候補者で判断する、ということかもしれません。ベストの選択
はないので、よりベターな政治にするために。