午後から、軽井沢塩沢のタリアセンの中にある睡鳩荘で行われた朗読劇

 

「美しき世界@睡鳩荘」に行ってきました。睡鳩荘は、フランス文学者で随筆家

 

の朝吹登水子さんの山荘だった建物です。この朗読劇は、軽井沢高原文庫の

 

軽井沢朗読部を高原文庫の理事でもある、俳優でエッセイ執筆などもしている

 

矢代朝子さんがリーダーで、若手の劇団で主演などを務める坂本岳大さん、

 

山本芳樹さん、岩崎大さんと立ちあげ、今回が4作目の公演ということです。

 

「美しき世界@睡鳩荘」は、アメリカのエリナー・ポーター作「Just David」を

 

野上弥生子さんが訳して「美しき世界」と名付けたものです。著名なヴァイオリ

 

ニストの父に、そうとは知らずに山の上で純粋に美しいものだけが見られる

 

ように育てられた少年デイヴィットが、自然などを感じて素晴らしい演奏を

 

する、父が亡くなることを川が流れて行くように遠くに行く、というように、

 

素敵な表現がたくさんあり、心洗われる、素晴らしい朗読劇でした。

 

ヴァイオリンを弾くデイヴィットとして、朗読の中で演奏し、最後にサプライズ

 

登場した少年の江崎友紀さんのヴァイオリンとのコラボもあっていて、

 

外から流れてくる風や塩沢湖のカモの声など自然の音もして、ほんとうに

 

とてもよい朗読劇でした。昨日、今日と2回公演をしていて、最終の今日17時

 

からの公演、まだチケットがあるそうですので、軽井沢にいらっしゃる方、是非

 

いらしてください。満足のいくものだと推奨します。