今日は、24節季ではありませんが、雑節のひとつの「半夏生(はんげしょう)」

 

です。半夏という薬草が生える頃です。一説に、はんげしょうという草の葉が

 

名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも言われている、という

 

ことです。今日、7月2日頃で、夏至から数えて11日目頃になります。多湿で

 

天候が不順な頃で、農家の人達は、この日までに田植えを済ませ、どんなに

 

天候が不順な年でも、この後は田植えをしないという習慣があるそうです。

 

半夏生までに田植えを済ませた農家では、この日の天気で稲作のできを占う

 

とのこと。現在は、農業の改革や品種改良が進み、田植えの時期は早くなって

 

いるので、半夏生を目安に田植えをする農家は減ってきているようです、この日

 

には、地域によっては、タコを食べる習慣があります。関西地方でタコを食べる

 

そうで、稲の根がタコの足のようにしっかりと張って方策になりますように、と

 

いう願いが込められています。雑節というのは、24節季をより詳しく捉えるため

 

に設けられた特別な歴日のことです。自然と細やかに、付き合ってきた日本人

 

の知恵が感じられますが、時代とともに変わってきているようです。

 

今日の日本列島は、北陸や東北南部を中心に非常に激しい雨が降り、大雨に

 

なる恐れがあり、警戒が呼びかけられています。一方、広島県では各地で

 

最高気温が30度以上の真夏日となり、熱中症で11人が病院に運ばれ、この

 

うち1人が重症です。大分県日田市では36度、津市で35.5度など猛暑の所

 

もありました。東京から軽井沢に戻り、東京は蒸し暑かったので、ホッとして

 

います。最近の軽井沢の浅間山などの写真です。