政府が働き方改革の旗を振っていますが、実際は、各企業が、どのように取り

 

組むかが、鍵になります。そうした中、いくつかの企業が、新たな働き方を提示

 

しています。今月に入って、宅配大手の佐川急便が、正社員のドライバーの

 

採用に関して、一部地域の希望者に週休3日制を導入したことを明らかにしま

 

した。佐川急便は、東京都と山梨県で、週休3日制の正社員の募集を始めた、

 

と報じられています。1日8時間の労働時間を延長することができる「変形労働

 

時間」を活用して、1日10時間勤務にする、とのこと。効果を検証して、他の

 

地域や既存のドライバーに適用を拡大することも検討します。最大手のヤマト

 

運輸もドライバーを含む正社員を対象に週休3日制の導入を検討しているそう

 

です。ドライバー不足の中で、若い人には、1日の労働時間が延びても、週休が

 

多い方がよい、と考える人も多いかと思います。すでに、Yahooなどが、週休

 

3日を導入しています。また、日本マクドナルドは、社員が在宅勤務できる日数

 

を、現在の週1日から最大週5日に拡大します。子育て中の社員などが働き

 

やすい環境をつくり、優秀な人材を確保する狙いです。一方、パナソニックは、

 

家電部門の国内工場で働く「地域限定社員」の採用を始めます。2年半の有期

 

雇用で雇い始め、その後、60歳の定年まで働ける無期雇用に切り替える、との

 

こと。これまで、派遣社員で補っていた、正社員では足りない部分にあてます。

 

限定社員は、転勤はなく、月給制で、多くの手当などの福利厚生制度は、

 

正社員と同じにする方向。定期昇給や賞与の有無など詳細は、調整中という

 

ことです。同様の動きは、他の電機メーカーや自動車メーカーに広がる可能性

 

もありそうです。労働者の権利が守られる形で、様々な働き方が増えていくこと

 

は、よいことだと思います。

 

梅雨に入ったのに、軽井沢の今日は晴天です。道端や駐車場などいろいろな

 

所に、あやめが咲いています。雲場の池の黄色いしょうぶも花盛りです。