相変わらず、トランプ政権に世界が振り回されていますが、

 

マッドドッグ(狂犬)ともいわれ、一方で7000冊も蔵書があり、

 

戦う修道士ともいわれ、政権の中では常識が通用する人物

 

とみられているマティス国防長官が来日し、日米同盟を大切に

 

する等、少し安心できるニュースもありました。尖閣諸島に日米

 

安保を適用する、日本の駐留経費負担を評価するなど、沖縄の

 

海兵隊にいたこともあり、日米韓の安全保障の重要性がわかって

 

いて、最初に韓国、日本を訪問した、というマティス長官の発言に

 

胸をなでおろしたこともあると思います。。トランプ大統領にものを

 

言える人ともいわれていますが、、政権としてどうしていくのか、

 

その中でのマティス長官の発言力はどれほどのものか、懸念は

 

消えません。その中で、稲田防衛大臣は、「安倍政権になって防衛費

 

を毎年伸ばしている」と強調し、アメリカから圧力を受けるほど、

 

自衛隊を強化する予算が増えていくことが伺われます。安倍総理も

 

「わが国としても防衛力を強化し、自らが果たし得る役割の拡大を図る」

 

としています。日本の防衛力強化によって、軍拡競争がエスカレート

 

する可能性もあり、どこまで防衛力を強化するのか、また不安な材料が

 

増えたともいえると思います。2月10日には、就任前と合わせて2回目、

 

大統領になってからはイギリスのメイ首相に次ぐ2番目の首脳会談を

 

安倍総理がアメリカで行う予定です。その時には、不公平な貿易をとして

 

攻撃しているトランプ大統領に対して、アメリカで70万人の雇用を創出

 

する「日米成長雇用イニシアチブ」を示す、と報じられています。親しく

 

している、とも見られている安倍総理は、アメリカの目先の要求にただ

 

応えるのではなく、保護主義的な政策は長続きせず、持続的な成長の

 

ためには協調が必要など、あるべき考え方をしっかり伝える必要がある

 

と思います。EUの首脳は、非公式首脳会議で、「原則に関わる問題で、

 

米国に沈黙し続けることはできない」として、自由や民主主義などの

 

価値観を揺るがす米政権の言動には異を唱えていく姿勢を示しています。

 

安倍総理は、トランプ大統領と、ゴルフまで一緒にする予定とされて

 

いますが、言うべきことを言わずに、ただ従っている、とみられると、

 

EU諸国などから批判されることになると懸念しますし、、日本国内

 

でもおかしいという声が上がると思います。