1995年に北京で開かれた世界女性会議をきっかけに、参加したNGOで


政策提言のための全国ネットワーク、北京JACをその年の12月に立ち上げ


ました。当時、NHKで解説委員をしていた私も、その立ち上げのメンバーでした。


北京行動綱領の12の領域のテーマコーカスと、地域コーカスを縦軸と横軸にして


活動してきています。新潟は、北九州に続いて、翌年1996年に立ち上げ、今年で


20周年。記録誌を見ても、20年間、充実した活動をしてきたことがわかります。


今日は、「つなげよう!想いを行動に~20年の活動から見えてきたもの~」という


テーマで20年の歩み、シンポジウムなどが行われました。冒頭の挨拶をされた


事務局長の小林佳子さんは86歳、まだまだお元気です。シンポジウムは、新潟


の発足の時から関わってきた北京JAC元副代表の私がコーディネーターを務め、


やはり新潟の発足から関わっている中部大学教授で北京JAC元事務局長の羽後


静子さんが「20年の活動から見えてきたもの」、CSW(国連女性の地位委員会)


日本代表で北京JAC元共同代表の橋本ヒロ子さんが「世界の女性たちの課題」、


現在の北京JAC代表の船橋邦子さんが「北京JACの現状と課題」と題して話した


後、会場も含めて話し合いをして、2時間余り、全体で3時間の充実した集いに


なりました。男女共同参画が、ダイバーシティーや一億総活躍というくくりの中の


ひとつにされてしまって、まだまだ主流化していないのに問題ということ。女性活躍


といわれる働き方、政治参画の少なさ、憲法など平和の問題、そしてこうした活動


に若い人も入ってもらうには、といった多くのことを話し合い、時間が足りないくらい


でした。複数のキーパースンが活動してきたことが、北京JAC新潟の20年を


形づくっていると思いました。