今日で、8月も終わり、明日からは9月です。軽井沢では、もう8月20日前後から


学校が始まっていますが、多くの学校では、9月から2学期だと思います。ここ


数年、子どもたちの自殺が、夏休み明けに最も多いことが報じられていて、何とか


防ごうという取り組みが行われています。日本の自殺者は、全体としては減って


きていますが、中学生の自殺が増えていて、78人だった2012年からは毎年増加


している、ということです。中学生10万人あたり2.94人になっています。高校生


の自殺は、昨年241人で、10万人あたり7.26人にもなっています。未来のある


子どもたちの自殺には、心が痛みます。内閣府が、過去約40年間の自殺者の


数を日付け別に集計したところ、9月1日だけが100人を超えて、131人にのぼって


います。文部科学省では、夏休み明け前後に、鉄道による自殺を防ぐために、


駅や踏切などで見守り活動をする、自殺をほのめかすネットの書き込みのパトロール


を強化する、などの対策を全国の教育委員会などに求めているそうです。夏休み


明けだけでなく、日ごろから、子どもたちが悩みなどを相談できる仕組みとして、


NPO法人のチャイルドライン支援センターが、毎日受け付けているチャイルド


ラインがあります。議員の時には、支援する議員連盟に入っていましたが、チャイルド


ラインでは、訓練を受けたボランティアの方たちが、子ども声にしっかり耳を傾け、


意見をするのではなく、聞くことをしています。子どもたちの秘密はしっかり守られ


ます。0120-99-7777で、月~土の午後4時から9時まで受け付けています。


その他にも、24時間子どもSOSダイヤルなどもあります。どのような所でもよい


ので、声を出してほしいと思いますし、子どもたちのちょっとしたシグナルを見落と


さないようにしたいと思います。長い夏休みの後、学校に戻りたくない子どもたちに、


学校に行かない選択もある、フリースクールなど他の選択肢もあることも伝えられれば


と思います。