今月15日の夕方、東京都港区の東京メトロ銀座線の青山1丁目駅で、東京


世田谷区の会社員が、ホームから線路に転落して電車にはねられ、死亡しま


した。男性は、視覚障害があり、盲導犬を連れて線路寄りを歩いて、足を踏み


はずすように転落する様子が、駅のカメラに映っていた、ということです。


現場の駅には、線路からおよそ60センチのホーム上に白線が引かれ、さらに


40センチほど内側に点字ブロックが設置されていますが、ホームが狭く、点字


ブロック上に、柱がある、と報じられています。この駅には、ホームドアは設置


されていず、東京メトロ銀座線では、来年度から2年間かけて、すべての駅に


ホームドアを設置することになっていました。銀座線は、昭和2年に開業し、


国内の地下鉄でもっとも古く、ホームドアの設置にはホームの補強や拡幅と


いった大規模な工事が必要なため、設置に時間がかかっていたということだ


そうです。とにかく、命に関わることですから、少しでも早く設置してほしいと


思います。視覚障害者が駅のホームから転落したり、列車と接触したりする


事故が、2009年度からの6年間で、428件もある、とのこと。亡くなった事故は、


1994年意向、全国で24件あります。東京メトロでは、駅員に対して、障害者や


高齢者を適切に手助けする「サービス介助士」という資格の取得を勧めていて、


今年度中に、およそ3000人に駅員の半数の所得を目指しています。ハード面の、


ホームドアなどの対策と合わせて、駅員はもちろんですが、私たちも、もっと声かけ


をしたり、気遣うことが必要だと思います。