軽井沢図書館友の会が主催する、図書館夏まつりは第3回になりました。
私が顧問を務めている図書館友の会は、図書館の活動を支援するボランティア
団体で、NHKで1年後輩の青木裕子館長に頼まれて、顧問として走っています。
今年の目玉は、1日目の今日の、2年ごしでお願いして実現した、ジャーナリスト
池上彰さんの講演会です。普段は、講演は引き受けない、ということですが、
青木裕子さんとNHKの同期、私は1年先輩になりますが、ニュースセンターで、
夕方の番組のキャスターをしていた時に、一緒に仕事をしたり、いろいろ話したり
していました。そのご縁で、無理をおして友情出演してくれました。ほんとうに
忙しく、打ち合わせの電話をすると成田空港だったり、直前のメールもテレビの
特番を終えて、深夜2時すぎにきたりしていました。1時間15分ほど講演をして
もらい、その後私と30分余りトーク、最後に質問時間で、合わせて2時間の
ほんとうに密度の濃い、充実した時間でした。中軽井沢図書館の多目的室は、
100人弱しか入らないので、贅沢な講演会です。先日まで、大統領候補者選び
の共和党大会、民主党大会を取材していたこともあり、アメリカを例にとっての、
講演タイトルの「世界を知るために」にふさわしい、様々な話に聞き入りました。
アメリカにはワシントン政治への不信感が強く、ヒラリーさんは中高年の女性以外
からは人気がないこと、トランプ氏は素人で過激なことばで支持を集めているが
危険ということ。キリスト教国家のアメリカ、銃を持つ権利、連邦政府を信用して
いない50の州など、興味深い話でした。トークでは、わかりやすい話の原点、
本業は本を書くこと、5つの大学での授業で教育に力を入れていること、「世界を
動かす巨人たち~政治家編」の政治家たちのこと、ISは年内に消滅するだろう
ということ、本を読むことの大切さなどを話してくれました。多くの方から、とても
よかった、ということばをいただき、うれしく思っています。明日が山の日ということも
あり、大渋滞の道路を、抜け道を使って、軽井沢駅までの池上さんの送迎をし、
終わってすぐに無事送り届けて、ホッとしました。その後、図書館に戻って、明日の
夏まつり2日目の準備をしました。