昨日27日に、民主党と維新の党が合流する「民進党」が、結成されました。


結党大会が、都内のホテルで開かれ、衆参両院議員156人が、参加する


新しい党が発足しました。初代の代表に就任した岡田克也議員は、「政権


交代可能な政治を実現するためのラストチャンスだ」と政権奪取を訴え、


安部政権との対決姿勢を鮮明にした、と報じられています。綱領では、


「自由」「共生」「未来への責任」を結党の理念とする、としていて、立憲主義の


擁護を掲げています。政調会長に、保育園の問題を鋭く追及している山尾


志里衆院議員を抜擢したこと、代表代行の一人に維新の党前代表の江田憲司


衆院議員が就いたほかは、民主党の執行部が引き続き担当することになって


います。自民党の一強体制で、何でもありの現在の政治を変えるためには、


政権交代の後の党のガバナンスの悪さなどは反省した上で、安部政権には


異論のある人たちの受け皿になれるよう、是非、新党一体となった政策、


実行力を見せてほしいと思います。結党大会では、SEALDsの奥田さんも


挨拶した、ということで、安保法制に反対した市民のみなさんとの連帯が


夏の参院選、あるいは同日選に向けて重要です。安保政策、原発政策、


憲法の問題などで、党内がわれることなく、みなさんにわかりやすい対抗軸


を打ち出してほしいと思います。共生社会の実現にむけての、ひとり親世帯の


児童扶養手当の引き上げ、保育士の賃金5万円増、介護職員の賃金1万円


引き上げなどの政策は、共感をよぶものでしょう。岡田代表の発言どおり、


政権交代へのラストチャンスと思って、やっていってほしいです。国会の中に


拮抗した勢力が必要なことは、安保法制などの強行採決や、これから予想される


憲法改正などを考えても、多くの人が願っていることだと考えます。