文化の日の今日、午後から、軽井沢図書館長でもある、青木裕子さんの


軽井沢朗読館で、朗読とコンサートがあり、行ってきました。「朗読と音楽の


コラボレーション」というプログラムで、青木さんの朗読、そして、チェンバロ、


チェロ、フルートの息のあった演奏に、堪能しました。第一部は日本の作品、


第二部は西洋の作品でした。青木さんの、石垣りん「旅情」、島崎藤村の


若菜集「秋風の歌」などの朗読もさすがでしたし、チェンバロのF.クープランの


クラヴザン組曲より「牧歌」、チェロのA.ヴィヴァルディの「チェロソナタ第3番」、


フルートのJ.S.バッハの「フルートソナタ ホ短調」などの独奏、そして、


おなじみの「赤とんぼ」「グリーンスリーブス」などの合奏、どれもよかったです。


そして、千ヶ滝のほんとうに山の上にある朗読館の庭が見えるように、いつもと


反対の向きに舞台が設定してあり、全面ガラスの窓から、カラマツの黄色い


落ち葉が、金の雨のように降り注ぐ様子などが見えて、舞台を盛り上げて


いました。会費制でイベントが春~秋に行われていますが、今日も30人弱で、


継続していくのは、なかなか大変だと思います。今日の朝刊にも、文化の日に


ちなんで、企業が文化を支援するメセナのことが載っていましたが、多くの人の


協力で、文化を育てていく必要があると思います。