昨日1日、日中韓首脳会談が、3年半ぶりに、ソウルの青瓦台で開かれました。
そして、今日2日には、日韓首脳会談も、安倍総理、朴大統領になって初めて
開かれました。引っ越すことができない隣の国なのに、それぞれの国内事情が
あるとはいえ、これだけ長い間、首脳同士が会談しなかったことは、不自然ですし、
どの国にとっても利益があることではないと思います。当然、1回の会談で、すべて
うまくいくということはないので、とにかく、第一歩として会談が成立したことは、
よかったと思います。会談後の共同記者会見でも、これまでになく、笑顔で
握手をするなど、友好ムードが演出されていました。3ヶ国の共同宣言では、
○歴史を直視し、未来に向かうとの精神の下、関連する諸課題に適切に対処する。
○日中韓サミットの定期的な開催を再確認。○日中韓自由貿易協定(FTA)交渉の
加速に向け、一層努力。などが盛り込まれています。韓国との間での、いわゆる
従軍慰安婦問題は、解決にはまだ時間がかかると思いますが、日本も解決済みの
一言ではなく、韓国の国民が納得がいくように、さらに努力したほうがよいと思い
ます。3年半の間に、世界の様々な情勢も変化し、このまま角を突き合わせている
ことはできない、という判断で、今回の会談がもたれたのだと思います。経済面、
安全保障面、文化面、どれをとっても、アジアの中で隣国の中国、韓国、日本が
ともに力を合わせていくことが、たくさんあるので、一歩ずつでも進めていってほしい
と思います。