世界的に権威のある、イギリスの医学誌「ランセット」に、日本は男女ともに


健康寿命が、世界で最も長いという調査結果を、アメリカのワシントン大学


などの国際チームが、27日に発表した、と報じられています。健康寿命は、


家族や他の人の手を借りずに日常生活が制限なく送れる期間をいいます。


日本でも、平均寿命と健康寿命の差が、10歳以上あり、その間の介護や


医療の問題が、超高齢社会で社会保障費が年々増加する中で、大きな課題


になっています。今回の調査では、国際チームが、世界182ヶ国のデータを


分析しました。2013年の日本の健康寿命は、男性が71.11歳、女性が


75.56歳で、男女ともに、世界のトップでした。ベスト5は、男性が、日本、


シンガポール、アンドラ、アイスランド、イスラエルの順で、女性が、日本、


アンドラ、シンガポール、フランス、キプロスの順でした。世界の平均の健康


寿命は、2013年で、男性が60.59歳、女性が64.13歳で、日本は、男女


ともに10歳以上長くなっています。世界の平均は、1990年と比べると、男性が


5.19歳、女性が5.62歳伸びた、ということです。日本人の健康寿命が長い


のは、日本食の影響とか、勤勉で生きがいをずっと持って生きているから、とか


様々いわれますが、長生きを寿げる、ほんとうの長寿社会にしていくには、まだ


まだ知恵が必要だと思われます。