今日から、先週末に続いて、母のケアのため、猛暑の東京です。東京では、


今日、この夏の最高気温を更新する37.7度になりました。


昨日6日、広島市での平和記念式典で、安倍総理は、歴代の内閣が、堅持


する立場をとってきた非核三原則に、あいさつで触れませんでした。核兵器


のない世界の実現への意欲は示しました。これについて、菅官房長官は、


「核兵器のない世界の実現に向け、国際的な取り組みを主導する決意を


しっかり述べている。非核三原則は、ある意味当然のことで、全く揺るぎが


ない」と説明しています。一方、広島県原爆被害者団体協議会の理事長は、


「非核三原則は国是。意識的に触れなかったのであれば許せない行為だ」と


憤っている、と報じられています。当然のことだから触れない、ということは


納得できません。戦後70年で、原爆投下の経験をした人は少なくなり、記憶


している人は80代になっています。そうであるからこそ風化させないために、


繰り返し、きちんと触れる必要があり、平和記念式典のあいさつとして、正式に


表明し続けなければならないはずです。昨年のあいさつでは、一昨年と同じ


ような表現が多く批判されました。原爆被害者のみなさんの気持ちに、そして


国民の想いに寄り添う気持ちが足りないと思います。戦後70年の談話でも、


もうわかりきっているからお詫びはしない、というのではなく、侵略の反省と


お詫びを、是非、きちんと表明してほしいと願っています。