今日は、午後から、中軽井沢図書館の多目的室で、毎月第二土曜日に


行われている、青木裕子館長の朗読会がありました。いつも第二土曜日は、


東京の母のケアのことが多く行けないのですが、今日は、うまくスケジュール


があって行きました。加賀乙彦さんの「熊」の朗読を、1時間弱聞きました。


加賀さんの、軽井沢での生活を書いた私小説で、軽井沢の四季や鳥の声を


聞きわけること、秋の虫の音など、軽井沢で暮らしていて、共感を持てる


ところが、たくさんありました。庭の木に木の実を求めて登る母熊の様子、


そして冬眠中に出産した2頭の小熊に食べさせるために、ゴミ箱に食糧を


求めて射殺されてしまう母熊。それを見つめる、加賀さんご夫妻の会話など


心に響きました。その後、俳優の矢代朝子さんが聞き手になり、加賀さんとの


トーク。とても充実した内容の1時間で、今日は、たくさんのものを得ることが


できた朗読会でした。