昼に、軽井沢に戻りました。気温は、結構高かったですが、自然の中の暑さは、
東京のコンクリートの中とは違います。せっかくのよい天気なので、午後から、
留守中の信濃毎日新聞を、外で読んでいました。緑は、日々濃くなっています。
ウグイスが「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ・・・・」と元気に際限なく鳴いています。
この時期に特徴的なのでは、ハルゼミの鳴き声です。春に鳴く小型のセミで、
昨年、ハルゼミの声だと教えてもらいました。マツ林やその周辺にしか生息
しないとのこと。カラマツがたくさんあるので、よく鳴いているのでしょう。関東
では減少しているけれど、標高800~1000mの山地では、エゾハルゼミの
可能性が高いそうです。小さい体のわりには、声は大きく、でも、夏のセミよりは
控え目で、短い期間しか鳴かないので、この時期に声を聴くのは、楽しみです。
ところが、せっかく鳴き声を聴いていると、上空からごう音がして、鳴き声を
かき消してしまいました。音はしても、なかなか姿が確認できないのですが、
カラマツやモミの木があるので。今日は、前後にプロペラのついた大型の
ヘリコプターが見えました。以前にも同型のヘリコプターを見ました。昼間より
夜、音がすることが、結構あります。先日、信濃毎日新聞に、佐久地方の住民
から「上空でごう音が聞こえた」との苦情が相次いでいる問題で、長野県が、
2013年の48件の苦情があった飛行について、米軍から「米軍機によるもの」
との回答を、その年に得ていたことがわかった、という記事が載りました。
今年も、佐久、小諸市、軽井沢町などから94件の苦情がある、とのこと。静かな
地域なので、一層、ごう音の大きさが感じられます。あのような大きく黒い、
前後にプロペラのついているヘリコプターは、軍隊のものに違いありません。
軽井沢は、そうしょっちゅうというほどではありませんが、沖縄や、これから
オスプレイも配備されるという横須賀など、基地のある地域の方は、大変だと
改めて思います。